N.Y.五番街57丁目のティファニー本店。創業者の子息のルイス・コンフォート・ティファニーは家業を継がず、自身の道を進んだステンドグラスや調度品、ガラス工芸作品等のアーティスト。画家を志しニューヨーク等で修行、後にパリに留学。1885年にティファニー・スタジオを設立、自身の工房で製作に打ち込み1900年のパリ万博では世界中から称賛される評価を得たルイス。その代表作品/技術のひとつ、真珠貝層の様に虹色に輝くラスター彩を施した美しいファブリルガラスの深小鉢です。咲く花の姿の様な形状をした大変美しいガラスアートルイスのティファニースタジオにて1892年以降に製作された波形ディープボウルは欧米ではソルトセラーと呼ばれるアイテム。(ソルトディッシュ/ダイニング塩入れ)当初ボンボニエール(お菓子入れ)として紹介され、多目的に使用されたもの。ジュエリーを置く、ミニョネットやオブジェを飾る…花を活けられるのも美しいと思います柔らかい曲線は、フランスのガレやドーム、ラリック等を彷彿とさせアールヌーヴォー期ならではに植物的で花の象形のようウェーブフリルは8枚。ローズ、蓮、チューリップ、芍薬、或いは貝殻。自然界の創造物を着想としたモチーフを独自の芸術へと昇華しています特殊な製法によるファブリルガラスの金属の表面はマットでごく微粒子的なラメ感を含み真珠層の様な艶と光沢を持ちます。上品なゴールドの中にピオニー・ピンク・パープルヴァイオレット・グリーン・ブラウン・銀…得も言われぬ玉虫色の色彩を絡ませ妙なるイリデッセンスを放ちます角度、光源、光線により多彩な変化を見せて移ろい幻想的、神秘的ですストンとしたボウルも端正ですがレースフリルにより陰影が増え薔薇の花びらの如く高貴で優美な美しさで魅了します幅約6.5㎝高さ約3㎝底面刻印「L.C.T.」 (Louis Comfort Tiffany)グラインダーによる底部中央、8隅の平面化処理以外はほぼ全体が玉虫色を纏っています欠け・ヒビ等のダメージや目立つ傷の無い良い状態です。N.Y.歴史協会にも同品の展示が有ります気に入ってくださった/お探しのかたにご活用戴けましたら嬉しいです✧限界価格です
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |