漢代、戦国時代の模様を配した、小さめの銅鏡です。漢代独特の緻密な民族模様が鋳型からしっかりと型取り出来ています。**箱に朝鮮古鏡と書いてありますが、朝鮮鏡とは描写や年代的特徴が全く異なり、私見ですがこちらは朝鮮鏡では無いと思います。銅鏡の世界は奥深く、そのデザインは時代によって変遷していきます。六朝、秦、漢、唐の時代とそれぞれの銅鏡のデザインは全て特徴があり、紐通し、縁の高さ、形に至るまで時代的特徴があります。古代であれば、象形、幾何学模様が多く、現代に近い程、人物や動物もリアルな絵画のような表現に変遷し、其れ等は中国の研究機関で模様の一つ一つに名前が付けられています。日本でいえば、千鳥格子や唐草模様といった所でしょうか。故に素人が銅鏡を再デザインすると、あり得ない特徴の組み合わせになります。しかし、鋳物で有る以上、複製も作り易いのも事実です、いつの時代の複製かにもよりますが、真贋は鋳型の陰影の深さ等での自己判断しか出来ません。出来るとすれば放射線炭素年代測定で年代は分かりますが高額です。兵庫県に寄贈された千石コレクションは研究結果で先秦時代の物も複数あったようで、安価で一般で測定が可能になれば掘り出し物はあるかもしれませんが。当出品物は本物保証は致しかねます。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > コレクション > その他 |
商品の状態 | 傷や汚れあり |