アンティーク　振袖　トール　おまとめ

アンティークの振袖です。厚い裾のフキ綿や大振袖の長さを考えれば花嫁衣裳だったと思われる五つ紋のお着物です。

全体的に御所解風の文様に吉兆を表す鶴が描かれた上品な柄です。
背景には牡丹、菊など秋から冬の花が描かれているため、秋の婚礼衣裳だと思われます。
全体的にきれいですが、帯で隠れる部分の色焼けがあります。また、アンティークである為細かいシミやくすみなどあると思われます。
身丈と裄丈がしっかりあるので、身長の高い方でも着用できます。

着丈161㎝
裄64㎝
袖丈108.5㎝
前幅36㎝
後幅30㎝

このような風景文様は古典の一場面の暗示であることが多いです。
橋や水辺、貴人の存在を暗示する御所車、邸が描かれているので「源氏物語」の明石の君の婚姻の場面でしょうか。
子の出世や貴人との結婚が描かれている縁起のいい場面です。

まさに絵物語のような、豊かな教養を暗示させる振袖で、池田重子の世界を思い出します。
共八掛つきでフキ綿入りなので、大正ロマン風の婚礼衣装、成人式、撮影などに。

豆千代モダン
黒引き振袖
色打掛

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