櫂先が尖り、節から櫂先に掛けて広くなっています(淡々斎の特徴)。また逆樋を使った深く入った樋が美しい景色のお茶杓です。下削りは12代黒田正玄です。「早苗」という清々しい御銘がついており、淡々斎宗匠御自作ですので大切なお茶会にも安心してお使いになれます。節下裏側に宗匠の刀傷(自作の証)がございます。櫂先裏側が若干使用感がありますが竹の油分と経年変化とお考え下さいませ。共筒には詰蓋に花押を書き『早苗 宗室』、共箱は蓋裏に『自作 今日主』と署名されております。正玄の共箱は箱裏に『黒田正玄下削』として印が捺してあります。『早苗』(さなえ)・苗代で育てて、本田へ移し替える頃の瑞々しい稲の苗。早苗月は旧暦5月の異称。お直し、割れございません。共筒。共箱。長さ18.5㎝▢裏千家14世淡々斎宗室(たんたんさいそうしつ)明治26年(1893)~昭和39年(1964)茶道裏千家14世家元。裏千家13世圓能斎の長男。幼名は政之輔。無限斎・玄句斎と号す。はじめ宗叔を名乗ったが、大正12年家督を継いで淡々斎宗室となった。翌13年、父の円能斎が亡くなり、以後は門下の養成ばかりではなく、諸社寺の献茶や供茶の奉仕や、各地の茶道普及に奔走する。流儀統一のため淡交会を結成、海外普及と文化交流のために国際茶道文化協会を設立。紺綬褒章、紫綬褒章、勲三等旭日中授賞を受章。昭和39年(1964)北海道の旅宿で歿す。72歳。▢12代黒田正玄(くろだしょうげん)明治13年(1880)~昭和48年(1973)千家十職。竹細工・柄杓師。11代正玄の妻。林田家より嫁ぎ、夫である11代正玄歿後、11代の弟である黒田常次郎、黒田弥五郎の助けを受けて三千家の御用を務め、明治、大正、昭和の三代にわたり家業を守った。【参考文献】茶人の花押 河原書店落款花押大辞典 淡交社千家十職 手業の小宇宙 世界文化社茶の湯の銘 季節のことば 淡交社#自分だけの茶道具を持ってみませんか#茶わん屋食堂#茶道具#今日庵#裏千家#千利休#千宗室#淡々斎#千家十職#黒田正玄#竹細工#柄杓師#早苗#茶杓#茶道#淡交会#茶会#茶道#古美術#京都#茶の湯#美#アート#おしゃれ#茶室#茶席#茶会
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